生ける神
イエスさまは ヨハネの福音書の中で奇跡についてこのように語られています ヨハネの福音書14章12節まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。 実際 使徒たちは使徒の影や持ち物に触れるだけで人々の病が癒される 毒蛇に嚙まれるが何の影響も受けない 牢獄に捕らえられ賛美をしていると大きな地震が起きてすべての牢屋の鍵が開く などの奇跡を体験しています 神様はいつでも新しいことをされる 今でこそ これらの奇跡は「新約聖書に書かれている奇跡」ですが 当然ながら 当時は聖書のどこにも書かれていない奇跡でした また イエスさまはユダヤ人だけに福音を述べ伝えていましたが 使徒たちは異邦人へも福音を伝えるよう神から啓示を受けて世界へ広がります 生ける神と共に歩いていればいつでも新しいことが起こる それらは 上述のヨハネ14章12節にある通りイエスさまが神様の元に行かれた故に起きることであると示されています イエスさまは今でも 神様と共にいて今の時代の必要な奇跡-愛とみ恵みを私たちを通して地に現そうとしておられるのです 聖書はハウツー本ではない 実は今日 りゅうくんが唐突にこんな内容のことを言いました ハウツー本にはその本のテーマのノウハウだけが書かれているけど聖書は人生全てを網羅するノウハウが書かれている完璧な書物だね 結論から言うと この解釈は間違えています そういう書物は存在していてベストセラーになったりもしているそうですが 生ける神のご性質を知らずに聖書からノウハウだけを抽出したとして 実際に人生に役立つことといったらこの世の理を学ぶこと程度でしょう 神様を知らない人にとってはそれだけでも十分有意義かもしれませんが 神様と共に歩こうと思うのであればこの解釈は明らかに間違えています 神は生きておられる 確実に言えることとして 聖書の神様というのは 決して聖書という本の中に書き記し切れるほど小さな神様ではありません 子であられるイエスさまのことでさえヨハネはこのように書いています ヨハネの福音書21章25節イエスが行なわれたことは、ほかにもたくさんあるが、もしそれらをいちいち書きしるすなら、世界も、書かれた書物を入れることができまい、と私は思う。 その上で イエスさまは弟子たちがさらに大きなわざを行なうと仰られた であれば 私たちは神様の弟子としてより大きなわざを行うために召されたと言えるのではないでしょうか であるとしたら 神様よりはるかに小さな聖書をノウハウとして読むなんてことは考えられない そんな意識でいたら 共にいてくださる神様ががっかりしてしまいます 聖書から学ぶことは勿論たくさんあります 神様のご性質 神様の愛 神様の義そして神様についていった人たちの心の態度 聖さ 愛 信仰 御霊の実…学べるものは確かにたくさんあります ですが それらを通して求めるべきは聖書の言葉(ロゴス)ではなく生ける神の示し(レーマ)なのです — ロゴスとレーマについては私たちの中に住んで下さる神をぜひご一読ください