みことばに頼る – DIARY WITH GOD

2017.01.19

聖書の中には「敵の策略」という表現があります

具体的に言うと 不安を投げ込んできたり人の口を通して神から引き離そうとする霊的な力のことです

また この世の悪の主権のことも指していますそれらは且つて 洗礼を受ける前の私たちを支配していたものですが

全ての主権を取り返してくださったイエスさまの権威の庇護下に入るとき私たちには一切の影響がありません

とは言え かつて私たちを支配していたものなので過去の過ちや心の傷をいつまでも抱えているとそこを破れ口として侵入して来ようとします

或いは 何とか誘惑しようともしてきます

そのことに対して神様は良い戦いを戦い抜いて欲しいと思っておられます

その戦いの一番のお手本は勿論イエスさまです

ルカの福音書4章(引用箇所は後述)では イエスさまが悪魔の試みに遭われた様子が書かれていますが

その時イエスさまは 全ての悪魔の誘惑に対し聖書のみことばでもって返されました

聖書のみ言葉は 別の個所では信仰の武具のうちの剣であるということが書かれています(エペソ人への手紙6章14-18節、後述)

私自身も たまに過去の失敗を思い出してしまい打ちひしがれることがありますが

過去の過ちについては素直にそれを認めて悔い改めをする時全ての負債をイエスさまが背負ってくださいます

そのことを信じて受け取ったつもりでいてもすっきりしない時があるのです

そういう時は 何か自分でこだわりをもって掴んでいないかと心を探り手放すお祈りをしたり人間関係に対して赦すお祈りをしたりします

自分自身がわだかまりを持っていればそこを敵の足掛かりにされてしまうからです

しかし それでもすっきりしない時に剣が必要になってくるのです

例えば

神様の御手に委ねて過去を忘れ去るように神様が仰っている箇所があります

イザヤ書43:18-21先の事どもを思い出すな。昔の事どもを考えるな。見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。野の獣、ジャッカルや、だちょうも、わたしをあがめる。わたしが荒野に水をわき出させ、荒地に川を流し、わたしの民、わたしの選んだ者に飲ませるからだ。わたしのために造ったこの民はわたしの栄誉を宣べ伝えよう。

このみことばには大変大きな意味があります

先日のヒーリングスクールで学んだことですが聖書には 1つだけ 神と自分の愛の関係を引き離すものがあることを示唆しているのです

ローマ人への手紙8章38-39節私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。

時間軸において「今」と「後」は書かれているのですが前などの過去を指す表現が含まれていないのです

自分自身の過去の体験だけが神と自分とを引き離す可能性がある

ですから「先の事どもを思い出すな」という聖句は大変意味があり この問題こそが人と神様との歩みを難しくするのです

感情は まだ見ぬ新しいことよりも自分の過去の体験の方をより強いものだと感じます

自分自身は既に贖われたものであり神様になら全てを新しくすることが出来るという信仰も勿論大事です

ですが その思いだけではどうにもならない時に神様の約束のみ言葉は 大きな勇気と励ましとなります

み言葉に頼り 良い戦いを戦い抜いてほしい神様であれば人を救い出せるということを信じて掴んで欲しいと神様は 人に期待を寄せておられるのです

—引用聖句1

ルカの福音書4章1-13節さて、聖霊に満ちたイエスは、ヨルダンから帰られた。そして御霊に導かれて荒野におり、四十日間、悪魔の試みに会われた。その間何も食べず、その時が終わると、空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。「あなたが神の子なら、この石に、パンになれと言いつけなさい。」イエスは答えられた。「『人はパンだけで生きるのではない。』と書いてある。」また、悪魔はイエスを連れて行き、またたくまに世界の国々を全部見せて、こう言った。「この、国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。ですから、もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」イエスは答えて言われた。「『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい。』と書いてある。」また、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の頂に立たせて、こう言った。「あなたが神の子なら、ここから飛び降りなさい。『神は、御使いたちに命じてあなたを守らせる。』とも、『あなたの足が石に打ち当たることのないように、彼らの手で、あなたをささえさせる。』とも書いてあるからです。」するとイエスは答えて言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない。』と言われている。」誘惑の手を尽くしたあとで、悪魔はしばらくの間イエスから離れた。

—引用聖句2

エペソ人への手紙6章14-18節では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。

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