長子の呪いからの解放 – DIARY WITH GOD
2016.11.01
全ての長子ではありませんが
聖書(特に創世記)の中で 長子が大きな罪を犯す記述がいくつか描かれています
ですが イエスさまも「長子」です
父ヨセフと母マリアの長子でもありますし千年王国でイエスさまを信じる人がもらえる新しい肉を持つものとしての長子でもあります
イエスさまは 長子にある呪いをも断ち切って下さったのです
自分の失敗を顧みて気が付いたこと
実は私も長女なのですが 聖書を初めて読んだときにこの「長子にある呪い」をなんとなく感じそこからの解放をかなり熱心に祈ったのです
自分が長子であることは自分には関係ないのになぜこんな呪いを受けるのか という割り切れない思いもありつつでしたが
しかしどう考えても自分の人生において失敗したな と思ったことに全般に聖書の中に描かれる長子の失敗と通じる何かを感じたのです
今日 りゅうくん(彼も長男です)と話していてもしかして他の人でも当てはまるのかな…
と思い どのように解放の祈りをしたのか書いてみようと思ったのですが
その前提として 聖書にはどのように長子の呪いが描かれているのかを抜粋して書き出してみます
アダムにある呪い
まず最初に失敗をしたのはアダムです
神様の言うことではなく蛇に惑わされたエバの言うことを聞いてしまったためにこの地は呪われてしまいました
◆悪魔に惑わされた人の言うことを 聞き入れて罪を犯してしまう
これがアダムの失敗です
カインにある呪い
次は アダムの長子カインです
兄カインは農夫となり神様に穀物を捧げ弟アベルは羊飼いとなり初子の良い羊を神様に捧げました
その時 神様はカインの捧げものは無視してアベルの捧げものだけに心を留められた
それを妬んでカインはアベルを殺してしまいます
カインが何をどう失敗したのか については諸説ありますが
創世記4章7節あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行なっていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。
という神様のみことばがあることから
カインが捧げものを正しく行わなかったことそして自分が正しく捧げていないことをカイン自身が理解していることが読み取れます
個人的には 神様への捧げものは血でなければいけなかった という説を信じています
他にも捧げたものが初穂ではなかったのでは等々諸説ありますが いずれにしろ聖書に書かれてないので詳細は不明です
ですが カインが正しく行わなかったということとカインがそれを自覚していたことはこのみことばからはっきりわかります
更に言うと この段階ではカインは罪を犯していません
正しく行わなかった結果罪が戸口で待ち伏せすることをカインは許してしまっただけなのです
そのため神様は
だが、あなたは、それを治めるべきである。
と言って 罪を犯さないようにと戒めてくださっています
ですが その戒めの甲斐もなくカインは弟アベルを殺してしまうのです
◆自分が正しくないことをした結果 罪が近寄ってきてしまい 自分の感情を治めるように忠告されたのに 悔い改めを選ばず 罪を犯すことを選んでしまう
これがカインの失敗です
イシュマエルにある呪い
次は アブラハムの長子 イシュマエルです
イシュマエルの場合 本人の失敗というより奴隷である母ハガルが失敗をしているのですが
ハガルは自分がイシュマエルを妊娠した時自分の主人である正妻サラを見下したためサラにいじめられて一度逃げています
その時 神様がお腹の中にいる子を大いなる国民になると祝福しつつも全ての兄弟に敵対する者となると預言されています(創世記16章参照)
また サラの子イサクが生まれた時にハガルがイサクをからかっているのを見たサラがハガルとイシュマエルを追い出してしまいます
そもそもで ハガルがアブラハムの子を産んだのはサラが子どもを産むことを信じなかったためです
親の世代の影響であるとは言えイシュマエルには孤児の霊が宿ってしまい神様が預言された通りにイサクの子孫(イスラエル人)とイシュマエルの子孫(アラブ人)は何千年もの間 争い続けています
◆人(弟)にある神様の祝福を妬み 自分に与えられた神様の祝福を受け取らない
これがイシュマエルの失敗です
エサウにある呪い
次は イサクの長子 エサウです
エサウとヤコブは双子の兄弟ですが彼らが生まれる時にも神様は兄が弟に仕えることになると預言されています
エサウの失敗は自分が持つ祝福を軽んじたことです
お腹が空いて ヤコブに食べ物をくれと言った際に長子の権利をくださいと言われて長子の権利など 今の自分に何の役に立つかと食べ物と軽々しく交換してしまいました
◆神様から与えられた祝福を軽視する
これがエサウの失敗です
呪いとならなかったマナセ
ちなみに 長子の呪いという話で言うと兄マナセと弟エフライムに対しても
祖父であるヤコブから「弟の方が大いなるものとなる」と預言をされています(創世記48章17-19節)
この2人については 特に確執などは書かれていませんのでマナセは弟に対して妬んだりすることなく自分にある祝福を受け入れたのでしょう
イエスさまだけが呪いの長子となられた
創世記だけを見ても これだけ長子が自分の祝福の権利を手放してしまっています
そして冒頭に書いた通り 私の場合は自分の過去に犯した失敗の中に上記全ての要素が思い当たりました
勿論 アダムの原罪 罪の性質は長子に限らず全ての人にかかっていて長子でなくてもこれらの失敗に思い当たることはあるでしょう
ですが イエスさまは全ての呪いから私たちを解放するために「長子」として来られました
長子であるイエスさまおひとりだけが十字架にかかる呪われたものとなってくださったのです
イエスさまを信じて口で告白し神の子となったことを信じる時
私たちはイエスさまの弟・妹としての新しい命を頂くことが出来ます
神の子になったことを信じて受け入れる時私たちは全員 長子ではなくなるのです
呪いからの解放の祈り
以上のことを踏まえ
もうイエスさまの弟・妹になったので自分は長子ではないことを宣言し呪いから解放されるように祈りました
具体的には
◇悪魔に惑わされた人の言うことに 騙されたり誘惑されたりしませんように
イエスさまのように聖書のみ言葉で 悪魔を黙らせることが出来るようにしてください
◇間違えたことをしないように口と行動を守ってください
もし自分が間違えたことをしてしまった時には 悔い改めることが出来ますように 罪を犯さないようにどうか守ってください
◇私は自分に与えられた恵みを喜んで受け取ります 人の恵みを妬みません
もし羨ましいと思ったら神様に 私にもください!ってお願いします
◇神様から与えられた祝福は決して手放しません 私を俗悪なものにしないでください
といった感じです
今回は長子の呪いについてだけ書きましたが自分の中の何かを変えたい と思ったときに
聖書から恵みと祝福(或いは失敗)を探してプラスに変えてもらえるようにするお祈りはとても力があると感じています
よろしければお祈りの参考にしてください